修羅と荊の道を行け
「値が張るかもしれませんが、私ではなく、漫画家さんとか挿絵作家さんに依頼した方が良いのでは」

「ダメよ!」

机をバンと叩かれた!ひっ!と小さい声が思わず出てしまった。

「私は五百蔵咲耶の絵に可能性を見ているの!咲耶、あなたの絵が必要なの。あなたのアーサー・グレイセスは私の理想よ」

渡辺さんにやるかやらないかと聞かれ、やります。としか答えられなかった。

「でも、私いま、フェアリーテイルの新作の方に手がかかってまして…」

「良いのよ。そっちを優先させて。こっちはお昼時間とか空いている時で良いから」

それはイコール、昼を食わずに描けと言うことだ。

「わかりました。出来るだけ早くお見せしますので…」

企画書と設定資料を受け取り私は会議室を出た。
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