修羅と荊の道を行け
「ダメだ!ダメだ!咲耶との結婚なんて断じて許さん!」

咲耶の膝の上の蓮聖を脇に手を入れて、一気に引き離した。

バタバタと暴れる蓮聖は

「離して!おねいちゃんといるの!」

「離すもんか!咲耶と結婚なんて絶対許さん」

上半身を固定して、下半身だけをブラブラと揺らした。

降ろすと、義姉の所に行き、

「コレがレンくんをこうする」

と身体を揺さぶる動作をして訴えた。

おい、年明けまでは、「おじちゃんおじちゃん」懐いてたくせに、コレってモノ扱いされた。

でもお前が悪い。オレの可愛い咲耶さんを取ろうとするから。
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