【短】愛しのハニー☆―Sweet Honey―
Sweet・2
ブーッブーッ。


友達と話していると、ケータイが震えた。




「あっ、返信来たっ」


私はケータイを開いた。



《おう》


絵文字もなんにもないメールだけど、私はそれだけで充分嬉しい。




「……フフッ」


自然と笑顔が零れる。




「どうしたの?小枝子」

友達の彩香が首を傾げた。




「ううん。なんでもないよっ」


私はニコッと笑うと、ケータイを閉じた。




「いいなぁ小枝子はっ」

彩香が頬杖を付いて言った。




「え?」


私は首を傾げた。




「だって、あんなに優しい彼氏が居るんだもん」
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