○○*せつな*○○


「かえろ。侑や、ママたちが待ってるよね。」


「ん。」



帰りのバスの中。




握る手は冷たくて、怖かった。




不安そうな舞香を抱きしめ、何度もキスをした。









「私・…忘れたくない。」


「ん?」



「侑也、こうして海に来たことも、侑也とて、繋いだことも。キスしたことも。」






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