ひとりじゃないから
無駄に広すぎる家は、冷たくて寂しい。
けど、ゆーすけが来るなら、ちょっとの間は温かくて安心するから。
きっと。
「じゃ、適当に仕事終わらせたら行くから。」
「うん。」
「なんか、夕飯の材料買ってくから一緒に食おう。」
「うん。」
それから、電話を切って、なんかいてもたってもいられなくて、服を脱いだ。
あばらも、少ししか見えなくなった。
お肉も、少しついた。
たまに、そぎ取れないかな、なんて考える。
そう思うと、もうだめ。
リスカしたくって、仕方なくなるの。