それでも好きだった
彼の親友









ある日の掃除の時間。



私の掃除場所は中庭で、落ち葉などを集めていた。





掃除はどちらかというと好きな方で、また掃除場所が気に入っている中庭ときたら、断然やる気が出る。



紗月は教室らしく、やる気しなーい!と叫んでいた。







ごみを集め、誰がごみ捨てに持って行くか、ジャンケンで決めることになった。


そして…負けてしまった私。


一人でゴミ捨てまで持って行くことに。





意外と重くて、腕が痛くなってきた。


他の人も手伝ってくれたらいいのに…と思いながらも地道に持っていく。













「…持とうか?」






そう言って声をかけてきたのは、いつかに見た岡田君の仲良しさんだった。











< 60 / 214 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop