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開いた瞬間
何かがストンと
床に落ちた。

封筒だった。


「おにいちゃん
 がっこうがんばってね。」


下手くそな字で書かれた
小さな私から
兄への手紙。


何度も何度も
読み返された跡が見えた。

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