愛のため息
ミイの“タカちゃん大好き!!”を聞けなくて辛かったと白状したイブの日。





あれ以来ミイは会えなくても電話やメールを使って毎日欠かさず伝えてくれるようになった。




それももし、仕方なく言ってたとしたら。




俺、間違いなくショック死すると思う。





会って好きと伝えてくれるその表情に嘘はないって、わかるから、言われると嬉しくて。だけど、心のどこかで少しだけ疑ってるから不安になる。





ミイにもう俺は要らないと言われても返品できないとおどけて、冗談っぽく伝えたけど、実ははかなり本気で言ってるってわかったらミイはどう思うかな。





もし万一、そんな万一はあってほしくないけど……そんな時が来てしまったら。




ミイの幸せのために身を引く覚悟ってのも必要なのかもしれない。





そんな事を思った。







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