愛のため息
何より嬉しかったのは稲垣さんのキモチ。




ミイとタカちゃんが上手くいくようにって応援してくれてるのがひしひしと伝わる。




アイ姉、マイ姉に続いて、新しいお姉ちゃんが出来た気分なんだよね。




だからかな。




ミイがタカちゃんが本当は両思いで、付き合ってるって言えないことが心苦しいのは。




いつか…タカちゃんとの交際を堂々と言えるときが来たら、一番に稲垣さんに伝えたいと思う。




『そんなことまでメールしてたの?』




「主に仕事中のタカちゃんの様子を教えてくれる内容ばかりだよ」




『はぁ〜。参ったな監視されてるみたいだ。ミイに筒抜けなら、ボケッとしてられないや』




「あはは。監視って!
頻繁にメールしてる訳じゃないから安心して?

それより新入社員の指導、大変じゃない?疲れたりしてない?」




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