男前彼女の恋愛条件
自分の気持ちも分からないのに、私に聞くなよ。




「あのさぁ、蔵人はどうしたいの?私と付き合いたいの?」




何でそんな顔するかな。




今にも泣きそうな顔。




そんな顔見たら私何も言えなくなる。




『亜喜良といたい。』




もうなんなんだよ、私こう言いのに弱いの知ってる?



泣かないでよ蔵人。




私だってどうしていいか分からないけど、




このまま蔵人を帰す事が出来なかった。




「蔵人、泊まってく?」




『いいの?』




「仕方ないじゃん、そんな捨て犬みたいな顔されちゃね。


でも、雷太には内緒にして。」




『分かった、雷太には絶対言わない。


亜喜良、一緒に寝よ。』




蔵人に抱き締められて眠る事になった。




なんだか複雑だなこの関係。









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