男前彼女の恋愛条件

私は蔵人が好きなんだ

気が付いた時は、二人でベットの上にいた。




多分は私が意識を手放し、蔵人がベットまで運んでくれたのだろう。




蔵人は私を見つめ、『亜喜良がほしい。』




拒めばいいんだ。




私の彼氏は雷太なんだから、駄目だと言えばいいんだ。




強く、強く自分にいい聞かせた。




『亜喜良を最初見た時から、惹かれていた。


だから、亜喜良の後を追ったんだよ。


もっと早く気持ちを伝えるべきだった。


亜喜良好きだよ、俺のものになって。』




頭がクラクラする。




うまく考えられない。




蔵人に何度もキスされ、体中の力が抜けた。




私は雷太の彼女なのに、目の前にいる蔵人に見つめられると、




もう身動きが取れず、このまま蔵人のものになっていいと思えてしまう。




雷太ごめんね。




もう、後戻り出来そうもないよ。








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