男前彼女の恋愛条件

こんな事ってあり?

『蔵人、いつものラーメンでいいか?


えっと、亜喜良は大盛りだよな。』




雷太は私を見ないで言った。




雷太は私が髪を切った事にも気がつかない。




何故?




美和さんが、甲斐甲斐しく雷太の手伝いをしてる。




そして、雷太に声を掛け嬉しそうに笑う。




まるで恋人同士みたいだ。



今はまだ雷太の恋人は、私のはず、でも私の目に映る二人は、




時々見つめ合い笑ってる。



雷太と恋人だと思ってたのは、私の勘違いだった?




蔵人も雷太と美和さんの様子に、違和感を感じているようだ。




蔵人にぼそっと呟いた。




「あの二人妖しくない?」




『あぁ、かなり妖しい。』



出されたラーメンを、二人で黙々と食べた。








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