宣誓!わたくし細井真琴は7月7日までに20kg減量し憧れの朝倉先輩をGETすることをここに誓います!


「面白いって、それ、褒め言葉ですか?」


「褒めてんだよ。お前、騒がしいし、一緒にいて飽きないだろ」


「騒がしいが引っかかりますけど、ま、好きなんで許してあげます」


「んだよ、えらっそうに」


ふてくされる先輩の横顔。


手を伸ばさなくても触れることができる、好きな人。


ドキドキより、ホッとできる安心感が勝つのも近いのかな?


「なにジロジロ見てんだよ」

「見ちゃ悪いんですか?」


そう言い返し、


太陽に向かって伸びをする。


あまりに気持ちよさそうに見えたのか、ウ~ン‼と隣で真似る朝倉。


・同じ時間
・同じ空間
・同じ動作
・同じ笑顔


なんだか踊り出したいくらい嬉しかったわたしの足元に、


トントントントン。


コートからこぼれてきたサッカーボール。


わたしは、校舎の裏で先輩に初めて声を掛けられたことを思い出した。


「あ、わたし蹴ります‼」


手を上げてから、助走をつけてボールを蹴り上げた。


わたしの気持ちを乗せたボールは、空を高く高く突き抜けたのだった…。


(完)











< 468 / 469 >

この作品をシェア

pagetop