幼なじみ君と 幼なじみちゃん♪
「磨梛抖くん紅茶で良いかしら?」
「あっ、はい」
「って、そんなところに立ってないで
こっちに来てそこに座って~♪」
俺が座りやすい様にダイニングテーブルに
紅茶の入ったティーカップを置いてくれて
向かい側の椅子に漓維さんが座った
―慄梛と那沙は漓維さん、莱汢【らいと】さんの
良いとこばかっり取ったんだな…――
「磨梛抖くん」
「あっ、はい!」
「彼女いるの?」
「えっ、いないです」
「じゃ、フリーってことよね!!
慄梛なんて彼女候補にどうかしら…?」
“慄梛を彼女候補!?”
この言葉に俺の顔はカァッと熱くなった…
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