焦らし愛 〜幼なじみLove Story〜
だけど、どんな女を抱いたってオレの心は満たされなかった。
ただ欲を吐き出すだけの虚しい行為。
それでもどこかで吐き出さなければ、オレの中の欲が爆発してしまいそうで、
彩をいつか無理矢理にでも奪って壊してしまいそうで怖かった。
彩を忘れようとすればする程、オレの中の欲は膨らんで行く。
他の女を抱きながら、アイツの名前を呼んでしまいそうになる…。
何なんだよコレは…、
この満たされない思いを抱え続ける自分が気持ち悪りぃ。
もう限界なんだと分かったのは、彩が先輩に告白されたと聞いた時だった。