晴い天-アオいソラ-
「執事の吉田さんです」



恥ずかしそうに奈々花が紹介する。



「執事?!」


「うわー初めて見たわー生執事。ホンマにおるんやぁ、そんなん」


「でも何かドラマとかのイメージと違うね」


「松本!」



愛咲のストレートな発言に雄介が注意する。



「お嬢様、お弁当をお持ちいたしました」


「ありがとう吉田さん」



受け取ったのはお弁当箱と呼ぶには大きすぎた。



「それではワタクシはこれででは失礼いたします」
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