晴い天-アオいソラ-
「ななチャン、ええんか?」


「…!!」



角を曲がり、階段を上ろうと一段目に足を掛けたところで階段に腰掛ける圭吾に気付く。



「…何やってんだよ」


「つかの間の休息♪」


「…サボりかよ」


「そーとも言うな」



圭吾のふざけた口調に耕平が呆れる。



「それよりオマエもうそろそろ、ななチャンとラブラブなってもええんちゃう?」


「テメェ立ち聞きしてんじゃねぇよ」


「公の場であんな雰囲気出すお前が悪い」



圭吾の最もな言葉に耕平は言い返せない。
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