ずっと前から好きだった


学校に行けば隣に君が
いつもの様に
机にほっぺをつけて
幸せそうに寝ている。


「華奈子」

「翔くん!」


廊下に出れば彼氏が
いつもの様に
私に笑いかけてくれる。


「今日も忙しいの?」

「今日は暇だよ」

事務所に用がない日は
側にいてくれる
素敵な彼氏がいる。

だけどそんな彼にも
私が事務所に所属
していることは
教えていない。

『用があるから』

そう言う私に
矢島 翔弥という
私の彼は何も聞かない。
優しさとか信頼とか
付き合って1年以上の
私達だから
あるのかもしれない。



だけど1年って
あまりにちっぽけで
私達はまだ幼くて
たった1年に
満足していたのかも
しれない。


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