アイドル逃亡中!
第16章『本当のKyo』


Kyo「ねぇ、羅未亜さん?」


私はお化け屋敷で泣いてしまって…
恥ずかしくて、

目を堅く閉じたままKyoにくっついていた。



羅未亜「な、なに?」



…ま、まさか。


今更…
離れてくれとか言わない…



Kyo「まだくっついていてくれるの?」



よね…?



…ん?





まだくっついて…?



ま、まさか……




私は恐る恐る目を開けてみた。





羅未亜「え…!?
あ…きゃぁっ!!」




私は目を開けると、
そこは眩しい眩しい陽の下。




私は慌てて、
Kyoから手を離してKyoから離れた。


Kyoは片手でお腹を抑えて笑っていたから、
腰に回された手に力は入ってなくて、
あっさりとKyoから解放された。




私は真っ赤になってる顔を、
必死に両手で隠した。


< 149 / 334 >

この作品をシェア

pagetop