芽々さま上等！

芽々｢はぁ…？｣


蒼麻はあたしの返答を待たずに、
教室の外に行っていた。


…てかなんで、
あたしの携帯の番号とか知ってんのよ。



あ～…
また誰か勝手に教えたわね。




…。




こないだ怯えながら、
聞いてきた校長あたりが怪しいわね。



緊急連絡先がどうとか、
なんかおかしいなって思ったんだよなぁ…。



家じゃダメで、
携帯を教えろって言ってたもんね…。




…校長ですら、
あたしの敵なのね。



はぁ…





しばらくは教室で、

あたしと蒼麻の…
…デートの話題で盛り上がっていた。




あたしは面倒ごとに巻き込まれるのは嫌で
蒼麻のあとに続いて、
仁菜と教室を後にした。



そこであたしのことを
よく思わない人たちが、



…黒い計画をたててるなんて夢にも思わずに。







あの時、あたしがこの誘いを断れば…


あんな事にはならなかったの？