超モテ子の秘密
また和也君に助けられちゃったなぁ。
「和也君、ありがとう。
何かお礼させて。」
ホントに2回も助けられてこのままじゃ申し訳ないよ。
「いいっすよ。
俺が勝手にやってることですから。」
顔は見えなかったけど、和也君は優しく言ってくれた。
「いや、でも…。」
「ほら、先輩、着きますよ!」
目の前にはもう渡辺書店が見えていた。
「あっ、間に合う!」
自転車は渡辺書店の裏口のそばに止まった。