アタシがホストになった ワケ
アタシはたかサンと一緒に
昼間は静かな街を歩いていた。

「悪かったな…」

くくくっと笑いながら
たかサンは悪戯な顔でアタシの
顔を覗き込んだ。


『冗談じゃないっすよ!
俺だからできたよーなもんだ。』

半分拗ねた感じで言う。


「蓮が入ってきたときの、
お前の顔見て笑い堪えんの
大変だったわ〜」


『本当に、俺はいつまで
これでイジられるんすか!』

「わりーわりー腹イテ〜!」


そういってお腹を抱えて笑う。


か、かわいすぎる…

本気で怒れないよな。


「まぁ、内装任せるから、
チャラにしてよ、あぁいうの
やんのスキだろ?」


『う。よくわかってますね』


「女心はよくわかってる
つもりだよ(笑)」


アタシたちはたかサンの部屋に
帰り、内装について話し合った。


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