パパは芸能人♪


「えっ…と、お義父さん!!」



「……」



「五郎!!」



「お前にお義父さんって言われたくなかった。ララを絶対、命に変えても幸せにしてくれ」



頭を下げた五郎



「…折角、“ララさんの婿にして下さい”って言いたかったのに〜」



「お前も婿入りなのかよ〜」



「だから戸籍から抜いてもらったんだろ?」



「まぁ…うん…」



「じゃぁ、今日から俺、この家に帰ってくるから♪ララと俺の部屋ぶち抜いて良いよね?」



「叶多がまだ、あの時の約束事覚えてたなんてな……ありがとう」



「ありがとう叶多。大好きよ♪」



歌恋と五郎に頭を撫でられた。



「ついこの間まで小さかったのにね…ララの事お願いね」



いつの間にか俺より小さくなった歌恋



「聞き分けが良すぎるから少し心配だったんだけどな…これからもライバルだからな」



最近、目尻の笑皺が出来てきた五郎



でも、昔から何一つ変わらない2人みたいな良夫妻になりたいな。



「俺の理想は五郎と歌恋だから」



ララと見習って行くから。









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