ぽっちゃり彼女



「…もういい。行きなよ!!」





まずい


そう思ってすぐ動きたくても
動かない体













目の前には灰色の錆びた
ドアがせまってきた






そして…





バンッ!!!!!!!!














顔面直撃………………













「うわ"っ!!!……って愛稀じゃん………」




「未來〜…アハハ……」






鼻の頭をさすりながら
見上げた未來の目には
瞬きしたら溢れて
しまいそうな程、涙が
たまっていた












「未來ぃ?何があったの?」







立ち上がってそう
問い掛けると…未來は
泣きだしてしまった













「ゆっくりでいいから、話して?」






あたしがそうゆうと
静かに頷いた
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