ぽっちゃり彼女
車を走らせていると
暗闇の中に人影が
見えた。
こんな時間に?
よく見ると制服だった
愛稀の学校と同じ制服…。
もしかして(笑)
「お嬢さ〜ん…こんな時間に何してんの?」
車のスピードを下げ
窓をあけながら
話しかけた
「……………。」
お、無視?(笑)
いい教育されてんなぁ
「おい!愛稀っ」
「仲原の声!!!??仲原さぁぁあんだっ♪」
ばっと振り返って
車に走り寄ってきた
「仲原さんだぁっ!」
「愛稀、乗れば?」
「…いいのっ?」
目真っ赤だ…
稜介のせいだな〜?
「おう。こんな夜に一人で歩いてんじゃねぇよ〜…」
「お願いしますーっ!…あははっ!こんなデブ襲う人なんかいないですよっ」
そう言いながら
乗った愛稀を確認して
車を走らせた。