恋愛ラビリンス―愛しのヴァンパイア―




ねぇ、紫貴。


紫貴は、あたしにどうして欲しかったの?


紫貴を忘れたまま、

誰か他の人と歩き出して欲しかった……?




ねぇ、紫貴。


あたしは、紫貴と一緒に歩く事を、

他のどんな事よりも望んでるんだよ。



その事を忘れないで。



『もう、十分だ』なんて、

もう二度と言わないで。



ねぇ……、紫貴。








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