恋愛ラビリンス―愛しのヴァンパイア―




ずっと、望んでたモノ。

それが与えられて、嬉しくて涙が流れた。


今までそんな事一度もなかったのに。



初めて心から望んだ事が、

『紫貴に咬まれたい』だなんて知ったら

紫貴は笑うかな。



だけどね、首に残る痕が

紫貴に残された甘い痛みが


紫貴とあたしを繋ぎとめてくれてるみたいで、嬉しかったの。







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