風紀委員長ミーシャの事件簿
ようやく処理が一段落ついたのは、二時間目も半ば過ぎた頃。
私は遅れて教室に入った。
「大変だったね、委員長」
「なになに?事故だったの?」
「風紀委員は忙しそうだね」
気遣ってなのか、野次馬根性なのか、クラスメイト達が声をかけてくる。
それらに愛想笑いで対応しつつ、頭の中では別の事を考えていた。
今朝に限って、何故こんなに事件事故が多発したのか。
乱闘、暴発事故、魔物の襲撃。
よくよく聞けば魔物討伐部も許可されていないエリアの狩猟区での部活だったという。
つまり全て校則違反の末の事故だったという事だ。
言わない事じゃない。
校則を軽んじた結果という事だ。
それにしたって…こんなに事件事故が集中するのはどこか不自然さを感じる。
しかも重大事故ばかり。
何か不穏なものを、感じずにはいられなかった。
私は遅れて教室に入った。
「大変だったね、委員長」
「なになに?事故だったの?」
「風紀委員は忙しそうだね」
気遣ってなのか、野次馬根性なのか、クラスメイト達が声をかけてくる。
それらに愛想笑いで対応しつつ、頭の中では別の事を考えていた。
今朝に限って、何故こんなに事件事故が多発したのか。
乱闘、暴発事故、魔物の襲撃。
よくよく聞けば魔物討伐部も許可されていないエリアの狩猟区での部活だったという。
つまり全て校則違反の末の事故だったという事だ。
言わない事じゃない。
校則を軽んじた結果という事だ。
それにしたって…こんなに事件事故が集中するのはどこか不自然さを感じる。
しかも重大事故ばかり。
何か不穏なものを、感じずにはいられなかった。