上から下へのラブコール
[一章] 入部



――― 一章 入部 ―――





―――入学式から一週間―――


入学式に綺麗に咲いていた桜の大半は、その身を地に降ろし始めていた。



今日は、待ちに待った本入部の日。



朝練でも、どんな一年生が入ってくるか、その話題しかなかった。




気持ちが高ぶりすぎて、先輩に注意されたほど。





< 3 / 14 >

この作品をシェア

pagetop