ボコ・でこ
16歳
今から14年前・・・
オレがまだ16歳の時にまで遡る。

オレは当時クラスでは浮いた存在だった。

友達はトモ一人だった。
そんな状況を打破するためにオレは部活に入った。

話的にはここで<ミユキ>と出会うと言うのが普通だが現実はそんなもんじゃない。
オレが<ミユキ>と出会うのはその後だ。

ある日オレは家に帰ろうと駅の改札にいた。
その日に限ってオレは定期を忘れてしまった。
オレは切符を買おうと券売機に行くと目の前で慌てている女の子がいた。
よく見ると同じ部活のマイコだった。
「どうしたの?」
話したことはないがとりあえず邪魔だったので話しかけてみた。
「あっ!ヒロくん、定期なくしちゃって切符買おうと思ったら財布が見当たらないんだよね・・・」
不運に不運が重なっていた、当然券売機の前でこんなことしていたら後ろが混んできた。
すると女子高生が一人出てきた。
「マイコどうしたの?」
うちの高校の制服を着た女の子が言った。
その子が<ミユキ>だ。
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