いのちを
ーーー
結局、寝れず4時には起きてしまった。

…髪、染めようかな。



アタシはすぐにコンビニでアークダッシュ系の色を買った。




『あの子の家って…』




やめて

やめてやめてやめてやめて。





『本当、あの子を見ていると殺人犯がそこにいるようだわ』




アタシは、奏太ジャナイ。






染めよう、茶色みがかかった明るい色から、ダークアッシュに。








そしたら、奏太と違う。







メイクも、変えよう。

アタシの素顔がわからないくらいに。







そしたら、奏太と違う。






アタシは、奏太の面影がなくなるようにと



取り憑かれたように変えれるところをすべて変えていく。





学校指定のかわいいセーラー服に身を包み、ギャルメイクをして、ダークアッシュの髪を流す。





…奏太は、どこにもいない。




それとともに、『アタシ』という人間もいない。







『お母さん、学校行ってくるから』
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