俺様☆姫様★王子様 2 【完】


「やだやだやだやだやだっ」


手足をじたばたして、暴れるあたし。

今、顔を見せらんないし。


「暴れんなって…………ったく」


小さく舌打ちをした蓮は、後ろから半ば羽交い締めにしていた、あたしの体を器用にくるっと反転させて、向かい合わせにした。



じっと見つめてる気配がして、俯いた。

あたしの心を読み取られちゃいそうなんだもん。
蓮はエスパーだから。


だって………あたしきっと酷い顔してる。



「………なによ…ぅ」


「宇都宮と何を話していた」


「……別に…」


「言え」


「やだ」


嫌だと即答したあたしに、目を見開いて驚いた蓮。


「言え」


「やだ」


「っ…言え」


「やっ…………」


押し問答に堪えられなくなったのか、3度目の”やだ”を言おうとしたら、顎を掴まれて無理矢理上を向かされた。


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