俺様☆姫様★王子様 2 【完】
ジロリと目を細めて、睨む真似をしてみた。
あたしじゃないもん!
だけどそれは無意味で。
「要」
カナメ?
………あぁ、要くん。
や、そもそもあれは蓮が琉奈と居たからだし。
心の中で言い訳をしているあたしの頬っぺたを、プニっと摘まむ。
「いひゃい」
「要とキスした」
う゛っ………
痛いとこ突いてくんなぁ;
「あえはふはほうひょふ…」
「あ?」
「ひはふ!」
あぁっ、もどかしい!
頬っぺた摘まんでるから喋れないじゃん!
ぺしって蓮の手を叩いて、落とす。
「不可抗力じゃん!あたしからなんかしてない!」
ホントだもん。蓮だってわかってるくせに。
っていうか、やっぱまだ気にしてたんだ。
「意地悪」
「あ?誰が意地悪だと?じゃああいつ、樺音は?」
「カインは詐欺師だし」
うん、そう。
あたしを騙して連れてきた、詐欺師。
もうそのくくりでいい。