俺様☆姫様★王子様 2 【完】
壁に左手をついて、右手でゆっくりと太股を撫で上げる。
ドキッ
「男っつうのはなぁ」
ドクン…ドクン…
だんだんその手がお尻の方へ移動して、同時に顔も近付いてくる。
ドクン…ドクン…
「女を餌としか見てねぇんだよ。いい獲物が居たら直ぐに狩る」
「……っ」
お尻を軽く摘ままれて、蓮の唇が頬に触れた。
「ふっ」
鼻で笑った蓮が、お尻にあった手を離したかと思うと、今度はあたしの顎を掴んで自分の方へと誘導する。
「お前は俺以外に見せてぇの?」
熱を帯びてる顔を振るあたし。
「じゃあ触られてぇの?」
もう一度振ってこたえる。
「お前は俺のだろうが。簡単に晒してんじゃねぇ」
目を開けると、蓮は少し苦しそうな目をしていて。
余計に胸が締め付けられた。