恋桜。
出会い。
「おきたさーいっ!!」
バシッ!!!
「いったー…」
力一杯叩かれたお尻をさすりながらゆっくりと起き上がった。
「唯!!!今日入学式でしょ!?遅刻するわよ!」
奈緒ねぇから目をそらし時計を見ると…
「7時半!!!やばっ!」 ベッドから飛び出て階段をかけおりた。

急いでハミガキと洗顔をし、慣れた手つきで軽くメイクする。

慌ただしく階段を上がると新品の制服に袖を通した。鏡の前に立ち全身をチェックする。

「よしっ!」
カバンを肩に掛け、ピカピカのローファーに足をつっこむ。
「いってきまーすっ!!」ドアを開け玄関を飛び出した。
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