アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「恵太さん一人で行ってもらうわ。」


まだ恭平のことが心配なんだろう



父も寂しそうな様子だった。


「たまに泊まりがけで
奈々には来てもらおうと
思ってるんだけど……」



「恵太さん」

恭平が声をあげた。


「かあさん
連れて行ってください。」



「恭平!?」

奈々さんが驚いている。



「せっかく結婚したのに……
離れてるのはよくないし…」


「だって、恭平・・・・・」


「俺は恵美さんがいるから
大丈夫だよ。」



 え・・・・・・

恭平が私を見て微笑んだ。
< 102 / 668 >

この作品をシェア

pagetop