アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
三月に入って仕事から帰ると

父と奈々さんが忙しそうにしていた。


「どうしたの?」


「おかえり 明日恭平が帰ってくるんだ。
中ごろって聞いてたから
ゆっくりしてたけど……
部屋の用意もしておかないと……」

父が布団をニ階に運んで行った。


「おかえりなさい~メグちゃん
急でごめんなさい。
男の子ってほんとこうだから困るの。
急すぎるのよ報告が……」



「そうなんだ~」

めずらしくイライラしている
奈々さんが可愛かった。



「明日の夜から戻ってくるので
いろいろ迷惑をかけるとは
思うけれどよろしくお願いします。
何かあったらすぐ言ってね。」



「優秀な子みたいだから
安心してるよ~」


「でも…きっときっとなれるまで
ストレスだと思うわ。
遠慮しないでね・・・」


奈々さんもまたニ階に上がって行った。
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