アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「お互いさ・・・・
親との絆壊したくないっしょ?
俺的には
かあさんに言ってもらいたくないけど
どうしても
恵美さんが言うなら
俺も恵美さんのこと
恵太さんに話さないと~
だって……マジに自慢の娘だから……
すげーショックだろうな~
やりまくってるなんて知ったら~」



あの優等生で可愛い恭平は
ここにはいない


「今までだましてたの?
いい子のふりして・・・・?」



「いいや。
これも俺・・・・・。
いい子の俺もほんとの俺だし・・・・」



「わけわかんない……」




恭平がタバコを灰皿に押し付けて
私の横に立った。


「よろしく・・・・
おねえさま~~」



恭平は私のコーヒーをとりあげて


「にげ~~~
大人の気持ちわかんねーな~」


そう言って顔をしかめた。
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