アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「寂しくて少し落ち込んでた。
かあさんがかあさんじゃなくて
見たこともない顔を発見するたびに
ここに居場所を感じられなくて
出ていきたくなったけど
俺は高校生だから
ここから逃げることってできないから
先生にまた
留学させてってたのんだんだ~」



「そうなの・・・・
で…私が何を?」



「見送りしてくれたじゃん。」



そうだった・・・
なんだか寂しそうな背中に
思わず声をかけた


 いってらっしゃいって・・・



「一人じゃないんだって思えて
すごいうれしかったんだ。
恵美さんとも少しづつ近づけたなんて…
だけど…それも途中で終わっちゃって…
勝手に失望したんだ~
まぁ・・・早い話がヤキモチかな~
でも今は少しは大人になったから
大丈夫だよ……」


そう言って頭をボリボリかいた。
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