アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「甲斐 音楽って・・・」
と言いかけたら


「ごめん…ちょっと兄が亡くなって…
一人で帰れるか?」



甲斐はめずらしく動揺してる。


「うん…大丈夫よ…
お気の毒に………」



「うん…しばらくいそがしいから
落ち着いたらメールするね。」



私は 急いで帰り支度をして
部屋を出ようとした時


甲斐に抱きしめられた。


「俺がメグに何かしたいって思うと
必ず何かあるよね・・・・。
俺の恋の邪魔してんのかな…」


「甲斐…苦しいわ…」


苦しいくらいの力だった。

「ごめん」甲斐が私から離れようとした。


何かに怯える様に苦悩した顔を見て
今度は私から甲斐を抱きしめた。


「メグ・・・・?」


体を離して見つめ合って私は甲斐の
唇を奪っていた・・・・・


甲斐は一瞬驚いたようだったが
そのうちキスは熱くて
激しいキスに変わって行った。
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