アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
その後 声が小さくなって
聞こえずらくなったから
私は部屋に入ってコーヒーをおとす。



「何をかんがえてんのか…」


今高卒の就職なんて
厳しくて大変なのに……



携帯が鳴った。


甲斐からだった。


「甲斐?大変だったね・・・・
疲れたでしょう?」



「うん……
あ…電報ありがと……」



「ううん…本当は行かなきゃいけないのに
ごめんなさい。
香典も渡したいから
今度会う時 お願いします。」



「気を使わないで・・・・」
甲斐は本当に疲れてるようだった。



「いつから病院は?」



「うんいろいろあってさ
今週いっぱいは休もうと思ってる。
ただ患者さんのことは
心配でひたすらスタッフと電話してるけどね」



「甲斐も体に気をつけてね」


「うんじゃ…またね……」


甲斐の声は沈んでいた・・・・・
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