アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
「ね…少年変なこと聞いていい?
さっきの私のつぶやき…
聞こえてた?」


 あ…やっぱ……


俺は知りたいと思った。
この人と甲斐先生のことを


「あ…はい…」


音羽さんは頭をかかえた。

「私ったら・・・・・・
お願い…このこと誰にも言わないで
甲斐の人生壊したくないの。
そうきみに頼むしかない……。」


甲斐先生が女の子を
抱き上げて笑っている。  



「めっちゃ…ソックリだ…」


俺は思わず口にでてしまった。


「うん・・・。
甲斐は私の大事な人なんだ……
音色は私の宝物…
夫は私の恩人……
だから今この状況を大事にしたい…
何の関係もない
少年にこんなこと頼んでごめんね。
でも・・なんか運命感じる・・・
少年とこんなとこで知り合うなんて…」


音羽さんはそう言った。  


俺も運命を感じていた。


恵美さんと甲斐先生

音羽さん・・・・・



そして俺・・・・・・
俺は大変な秘密を知ってしまった。 
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