アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
休みに出かけた海水浴で
気合いで臨んだビキニ

私の真っ白な肌はケアしていったのに
真っ赤になった。


補正下着なんてまったく
つけられるわけもなく
痛くて熱くて
やけど状態になっていた。


海で浩二郎と戯れてる以外は
Tシャツで守ったつもりだったが
その戯れが仇となり
私はブラさえもつけられなくなり

仕事を休んだ。

「メグちゃん~行ってきます~」
奈々さんの声

「あまりひどかったら
皮膚科に行きなさい。それは
やけどだからな。」
父が心配そうに言った。


奈々さんと一緒にいることは
仕事場では秘密だったらしく
二人は職場が別になってから籍を正式に
入れることにしているようで
いつものように
仲良く出かけていった。

職場でも一緒って
どんだけ甘いのか・・・・



私は一人になった家の中で
痛い背中に何も触れないように
そっと過ごしていた。


10時を過ぎた頃
電話が鳴って受話器をとった。


恭平の担任からの電話だった。

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