アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋
最後の荷物を持って
新しい部屋の中に入った。



「ここで四年間・・・・
どんな毎日を過ごすんだろう。」



「楽しい毎日だよきっと…」




私がソファーに荷物を置いた時
後から恭平に抱きしめられた。



「きょ…」


「しばらくこのままで……」


私は目を閉じた。



しばらく二人は何も話さなかった。



「恵美さんの匂い・・・・
忘れないようにする・・・・。
恵美さんの柔らかさも………」


恭平の唇が耳に触れると
電気が流れる。




「四年後さ・・・
ここ…めちゃめちゃ
責めてやるから……」



「バカ……
死んじゃうから……」




甘く響いた。



「絶対・・・絶対
抱いてやるんだ・・・・・」




「待ってるよ……
一杯抱いてね……」




「あ~~めっちゃ辛い・・・・・。」


恭平がつぶやく・・・・。
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