携帯小説的恋
隣りの月人君は、ハンカチで顔の下半分をマスクのように覆って、明らかに泣いていた。

時折聞こえる鼻を啜る声、

ハンカチをおもむろに引き上げて涙を拭う仕草。

ま、あたしも、

人のことはとやかく言える立場じゃないし、

状況でもないけど。

でも

月人君って……

やっぱり可愛いじゃん♪
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