【妖短】 カ ミ カ ク シ
終り‐否日常ノ終幕‐
あれから一月が過ぎ、今ではクリスマス一色だ。


凛を見付けた時、凛は精神的に傷を受け更に催眠術に掛かっておりつい最近まで入院していた。

他の子達も同様で、友人や彼氏[?]が頑張っていた。



犯人はあの後、奥の森で焼死体で発見された。
近くには遺書があり、犯行手口・動機などが記されていた。

やはり、犯行はこの地域に伝わる都市伝説の神隠しに肖ったらしい。
後々しったが、これには噂があり邪神に贄を捧げると願いが叶うらしい。

なんともありきたりだが、精神的に狂っていた犯人はそんな事を気にしてい無かったようだ。



余談だが、俺は凛が退院した日に告白し、見事付き合う事に。
クラスの奴らにはやっとか・・・と言われてしまったが。

「環、帰ろ?」

学校の終業式。
長いHRが終わり、笑顔を向ける凛。

「そうだな」

鞄を手に、反対は凛の手を収めて教室を出る。
凛はいきなりの事にか、顔を赤くしている。

「た・・・環?」

「もう、離さないから」

様々な意味合いを込めて。
聞こえたかは分からないが、握られた手に力が篭った気がした。
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