外見うさぎ中身もうさぎ
真理子が、幸せになってくれて嬉しいよ…
本当に嬉しい。
「達樹ぃぃぃぃ、浮気したらまじ本気で殴るからねぇぇっ」
「しねーよっ!俺は、真理子一筋だし!」
「うわぁぁぁぁぁーっ」
真理子は、達樹の言葉を聞いて号泣。
「真理子、そんな泣くな」
淳司が、真理子を宥める。
「それ、俺の台詞じゃね!?」
「うううう…空ぁぁぁ」
「は?なんで俺!?そこ、壱輝じゃねーの!?」
「うううう……優太ぁ!!」
「キレんな!!!!こいつ、どーにかしろ!壱輝!」
「…お前、酒飲んだ?」
「飲んでねぇよ~~~」
「もう、黙らせろよっ、そのうち暴れだすぞ………」
「ひなの!!」
「ううう……んぐ…」
壱輝の唇が、私の意味不明な言葉を遮った。
「きゃああああああああああああ!!!!」
真理子は、変なテンションになるし。
「俺らも、キスする♪?」
達樹は、便乗するし…
でもお、なんだかんだ言ってやっぱりすごく楽しいんだよね…
そんな私達のもとにも、当たり前のように夏が訪れようとしていた。