【番外編】ご主人様は†ヴァンパイア†
「そういえば茜、武蔵野高校受験するらしいな」


「うん! 怜央ちゃんと一緒の高校に行きたいから!」


 嬉しそうに微笑む茜。



俺だってそれを聞いた時は嬉しかったけど……でもお前……



「お前バカじゃん? 受かるのか?」


 茜は大きい瞳を、さらに大きくさせて俺を見た。



「ひっどぉ~い! 確かにバカだけど……今頑張って勉強してるんだもん! 絶対合格するんだもん!」



 茜は拳を握りしめ、決意を漲(みなぎ)らせた。



 よく見ると、目の下にはクマができていた。



本当にこいつ、頑張ってるんだ……



「……怜央ちゃんモテるから、心配なんだもん……」


「ん? なんか言ったか?」



「ううん! 何でもない!」
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