あめ玉


「たけりゅくーん!!」


「りこー!!」


「はやくいこ?」


「「ゆーえんちー!!」」


「2人とも走らない!!」

「「はーい!!」」


「なぁ夏恋……」


「?嵐どぅしたの?」


「李恋と健琉見てるとさ……」


「……」


「梨恋と健の小さい頃見てるみたいだよな」


「うん……
梨恋と健もあんな感じだったね
あの頃あたしは梨恋が羨ましかったなぁ」


「なんで?」


「だって嵐はあたしとあの頃遊んでくれなかったもん」


「あぁ……
あの頃はさぁ夏恋たちよりオモチャだったからなぁ」


「まぁいいけどね」


「本当に?
でも李恋と健琉見てるとさ」


「?」


「あいつらの生まれ変わりみたいだよな」


「うん。そぅだね。
あたしもそれ思ってた」


「李恋たちには辛い想いさせたくねぇなぁ」


「それを守のが俺たち親の仕事だろ」


「「哲……聞いてたのか…」」


「聞いてちゃいけねぇのかよ!!」

「いや……別に……」


「夏恋ごめんね」


「うぅん里佳が謝る必要ないよ」


「哲は馬鹿で考えなしだから」


「それは知ってる」


「おいおまえら酷…「パパママはやくぅ!!!!」


「「李恋待って今行くから!!」」


「哲……」


「里佳……」


「早くしなさい。置いてくわよ」

「……」

里佳言うねぇ笑



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