君への距離~クリスマスの奇跡~
「もう閉館よ~!


お嬢ちゃんが最後ね?」


図書館司書のおばちゃんが廊下を歩く杏を見つけて声をかけた。


「もう、出ますから」


杏は会釈をして外に出た。



びっくりするほど冷たい風が杏の手先や頬をピンクに染める。



冷えきった身体…


瞼だけは熱を持っていた。






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